事例

M’s flat(エムズ フラット)

大阪府大阪市阿倍野区に建つ、延べ床面積397,83平米コンクリート3階建ての集合住宅。メゾネットタイプの賃貸住宅で4戸3階建て、最上階はオーナの住む住居だ。閑静な住宅地に建つこの集合住宅は、若い夫婦をターゲットに計画されている。4戸の賃貸住宅だが、全て間取りが違う。

メゾネットといっても、敷地形状の関係で3層もしくは4層のフロアーに分けている。段差の有る敷地形状を利用する事で、空間の変化のある住まいになった。建ぺい率が少ない事も利用して、庭の緑地帯を整備し居住者が気持ち良く住める環境を整えた。

この集合住宅も、特定した室は設けず居住者のアイデアでどのようにも住める間取りになっている。こうした住宅で住むのは難しいと思われるかもしれないが、現在入居されている方々は普通の社会人で、なんの不自由も無く住まいを楽しんで居る。

この建物の特徴は、将来改築が不自由無く行なわれるよう、床と壁を撤去し易くしたことだ。間取りの変更、室の大きさが容易にできる。時代がどのように変化するかわからない昨今にあって、10年20年先を見据えることは到底できないが、対応しやすくすることはできる。建築も時代に合わせてコンバージョン、リニューアルが容易にできることは大切だ。

集合住宅