事例

14-09

玉東町の家

熊本県玉名郡玉東町に、親子3人が暮らす住居を計画する。

元はみかん畑だった敷地からは、点在する集落と大きな空、阿蘇の続く山並みを臨む事ができる。この風景を取り込み、景観と一体感が感じられる住まいを考えた。形の決め手は、みかん畑から臨む山々と建物が溶け込む事だ。

自然な流れで木造平屋建てとなり、建物の構成は用途・使用頻度別に3つの棟に分けることにした。『母屋』に当る棟は、食事、憩い、主寝室、キッチン、子供室等日常良く使用する部屋を集めた。
『はなれ』はハレの行事や来客対応等が出来る座敷を。
『小屋』は動線もデザインもシンプルに簡潔に。

建築に掛かるコストも、母屋、はなれ、小屋の順番で差をつけている、日常使いの空間は費用対効果が大きいからだ。家族が集まる『母屋』は大きな開口部を創り、全て引き込み戸とし、更に大きなテラスを設け室とテラス、テラスと庭、連続して外部と一体感が感じられる計画をする。高い天井と相まってノビノビとくつろげる空間を計画した。

『離れ』の座敷は、母屋と違い座り目線での開口デザインを計画。開放的な母屋とは逆に伝統と格式を感じ、なお且つ囲まれた空気を感じれる空間デザインを計画した。

『小屋』はメンテナンス、改修機会が多い風呂、洗面、トイレ等の水廻りと、トライアスリートでもあるクライアントの自転車整備が出来る自転車室を。3つの棟分けされた使用用途別の空間を表す為にデザインされた屋根が、周囲の風景にしっくり溶け込める建築にでき上がった。

住宅