事例
きものとカフェ いなばや
大阪府岸和田市、南海電車岸和田駅から海側に下がった中央商店街の中に位置した「いなばや」。商店街のファサード事業に伴って、築80年の呉服屋を改装。これまでの和雑貨や小物も扱った呉服「いなばや」は、「きものとかふぇ いなばや」に新しく生まれ変わることとなった。
築何十年と建っているだろう、何度も増改築を繰り返して来た、いわば古民家と言って良い。長い年月を経た梁や柱を見せる事によって、伝統的な着物との調和を計る事ができる。
また、ファサード事業のコンセプトでもある「格子」モザイクタイル、「和モダン」をデザインに取り入れた。来た人が優しい気分になれるような空間に!と考えている。
黒の外壁と格子で全体を引き締め、横張りの板をテラス・店内・中庭まで続かせることで一体感・連続性を出した。通りがかりの人にも店内の雰囲気が伝わるよう、正面から蔵まで視線を遮らないレイアウトになっている。
店内は柔らかく落ち着いた雰囲気で、長居したくなるような、心地良い空間となった。
古民家再生
商業施設