デザインの方向性を考える その2
『Think global, Act local』の話を昨日しました。
建築のデザインも同じような事を考えています、昨今建築界では『シンプル』な建築、特に住宅でよく見られる様に成りました。
余りにも似た建物が多く『建築家』と言われる方が設計するとそんな感じに成るのか?と思ってしまうくらいシンプルな箱形の住宅をよく見ます。
誤解の内容ように、箱形がダメだとは絶対に言いません、私も箱形のデザインをします。
ただ『状況に寄る』なんです、小さな敷地の場合は庇をだしたり『イエ型』のデザインは出来無い事が多いのでそんな場合は『ハコ型』のデザインをする事があります。
ハコ型をするとどうしても無国籍なデザインに成ってしまいます、其のデザインが東京でも、長野でも、福井でも。広島でも、熊本でも建つと地域性は全て省略されてしまうのですね。
『Think local Act global』地方から全国へ発信する、其々の地域特性を表現する、が、大事な気がします。
地域性を探るのはとても大変です、メディアがこれだけ進むと地域性はかなり薄らいできます。
方言なんか今やかなり薄らいで来て『だってさ〜』が全国で聞かれるご時世ですから。
でも『日本』の良さ、日本文化、様式は捨て去ってはいけないと思うのです。
建築ももう少し『Think local Act global』の見地から世界を見たほうが良いのではないかと思います。
只少しハードルを越えなければ成りません、これを実行するに施工技術の熟練を要する事と敷地の大きさもお願いしなければ成らないからです。
そして最も難関は設計者も頑張らなあかん事でしょう。
シンプルは良いがシンプルだけではつまらない・・又、シンプルさほど難しいものは無い!!一歩間違えば本当に安っぽく見えてしまう。
自分に言い聞かせねば成らない『もっと学べ!』
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