光と影(陰翳礼讃)
個人的には此の写真にはとても感動を覚える。
昔の農家は当然の事ながら電灯と言うものが無く、光は自然の世界で支配されていた訳です。
住人も其の事に一部の疑いも無くそれが当たり前の日常として捉えていました。
だが一度、便利さや快適さを覚えると後戻りは中々出来ません。
便利さ、快適さを得ると同時に同じボリュームで何かを失って行って居るのではないかと思っている。
今の快適さ便利さに浸っている現代の私達には失った何かが思いだせない、解らない。
陰翳礼讃は其の何かではないかと思ってしまいます。
光と影の美しさ、妖婉さ、ゾクッとくる不釣衛なシーン。
是等は日常生活の中には現れない。
こうした感覚を今の日常生活にフィードバック出来るシーンを取り入れてみたらと思う今日この頃です。
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