ブログ

建築に流行は有るのか?その1

タイトルがわかりにくと思うので少し噛み砕いて書きます。
北海道と沖縄を除いて全国の住宅の形がほぼ似通った形や外壁の仕上げが似通ってます。
素材も似通っているのでパッと見た感じは同じデザインに見えますね。
ここまでのお話はヨーロッパの街並みも同じで似通った形、素材(石造り)で出来上がってますが見た感じは全く違います。
それは何故なんでしょうか?。
答えは簡単です、ヨーロッパ、わかりやすくイタリア、フランス辺りの街並みのつくりは自然素材で出来上がっています。
自然素材ですから風合いも違いますね、形も考えられています。
戸建住宅が多い村や町も日本の様に無機質ではありません。
これはそもそもの住宅政策が端を発しています。
『家を建てて一人前』なんて言葉が戦後10数年流行りました。
国の政策でも戦後復興の一環として住宅建設に力を入れてきました。
建設業が産業の発展の一翼を担っているからです。
そうなんです、家は商品となって経済活動の推進役だったのです。
だから早く、安く建てる事が正義❓となってしまいました。
街並みの美しさ、人も性格がある様に家族も多様です、多様な家族には多様な間取りや住み方があります。
そこに着眼は無いのが今の住宅では無いでしょうか。
次回に続く。

コメント

大野鶴夫 プロフィール

建築教室

おーの の 雑記帳
[過去のブログ]

過去の記事

カテゴリ

管理

ログイン