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最近のニュースに思う

パリでのテロ関係のニュースが毎日の様に流れる、又色んな分野での被害者追悼がメディアに流れる。

憎むべくテロリズムは許せない出来事だ、この世に有っては成らない出来事なのだ。

こうした出来事が生きる度にイスラム教徒の人々が奇異な目でさらされる事を知っているだろうか。

アメリカの某大統領候補が『モスクを閉鎖せよ!』と演説した、余りにも暴言ではないか。

翻って見てみよう、そもそもの中東戦争の勃発はイランイラク戦争から遡る、米露の原油闘争の代理戦争と言っても差し支えない。

中東の争いは常に原油等のエネルギー戦争と行っても良いだろう。

微妙なバランスの上に建っている中東情勢が一気に崩れたのはブッシュ大統領によるイラク侵攻だ。

フセイン政権は崩壊したが、その後の心配された大量破壊兵器は見つからずアメリカの全面撤退によってイラクは混迷し中東は益々危うい状況に立っている。

その後時折の連合軍(アメリカ主体)の現地での戦闘に依って何の関係もない民間人が数千人規模で被害に遭っている。

2年前にヨルダンから数百メートル先の対岸のパレスチナキャンプを見た時の衝撃は忘れない。

イスラエルとパレスチナが置かれている人々の生活の格差、差別、監視、往来の禁止!キャンプと言う名の収容所と言って良いだろう。

中東の人々が空爆の被害で死亡しても、それも累計で行くと数百人は越えるだろうと言われている。

こうしたニュースは日本には絶対に流れない。

何故なら情報は殆んどが欧米から流れて来るだけなのだから。

私自身もヨルダンに行かなかったら普通にそのまま受けていただろう。

パリで受けた被害と同じ以上に中東でも起きている、しかし誰も悲しまない。

戦争は互いを攻撃しあう、どちらかに立てば同じ様に攻撃を受けるだろう。

Facebookのプロフィール写真にトリコロールをかぶせた写真を沢山見受けられる。

僕はどうしてもそれが出来ないのです、どちらの側にも立てられない。

国際ニュースの難しさは其のニュースがどのような価値観の元で書かれているかと言う事だ。

互いを認めあい、互いを尊重し共に生きる『平和主義者』は生温いのだろうか。

この件だけは避けて通りたかったのだけど、外国人の友人が多い私は個人的にはどうも避けて通れなくなって来た。

難しくて気が思い・・・問題だ。

 

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