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気付かされる本でした

『塑する思考』のタイトルに魅かれて読んでいる、グングンと引き込まれてしまう内容です。
自分の好みでモノを造っても相手に共感を得られるか?1対1ならそれは有りかもしれないが。
もし、もっと数が増えて不特定多数の人を相手にするとその論理は通じないだろう。
どうすれば考え方を広く押し進める事が出来るか、その考え方を経験的な事を踏まえて論理的に書いている。
翻って私達の仕事で住宅等は、住んでいる人々の単位が小さいので未だ私達の考え方がそのまま通じる事が有る。
しかし、公共建築物の様に不特定多数の人達が利用する場合はそうは行かないのでは無いかと思います。
弾性思考で意見を述べられても意見を跳ね返してしまう、独断ではなく塑性思考で受け入れられるモノはドンドン受け入れる。
設計を進める時に独りよがりに成るのではなくあらゆる方面の事柄を与件として押し込め、その最大公約数+個性を出して行かねば成らないのだと今更ながら思い起こさせてくれた本です。
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