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風景に溶け込む建築

常に建築を考える時の念頭においているのは『環境に調和する』です。

これは中々難しい・・例えば住宅地と工業地帯と混合している地域では混沌とした風景を見せます。

又、緑一杯の農村・林野辺りだと自然環境に取り囲まれています。

こうした場合、混沌とした地域だと周辺の風景は存在しなくなります。

ある意味カオス?何をしても構わないと思われがちです。

しかし、混沌とした地域でも色々と観察、調査してみると何かひもとく鍵は見えて来ます。

又、緑一杯の自然環境のい場合も同じです。

一番難しいのは、所謂人口造成された住宅地域でしょうか。

概ねハウスメーカーさんが建てまくっていますので『規格住宅風景』に成ってしまっています。

まぁ無国籍住宅と言いましょうか、日本何処でも同じ風景に成っていますね。

そんな環境でも何かの手掛かりを探すのです、まぁ大変です。

写真は私達の世代ではスターのごとく建築を造っていました建築家『宮脇 檀』さんの姫路市書写の里・美術工芸館です。

竹やぶと建築が見事に調和した優れた建築と言って良いでしょう。

ゲートから建物の入り口までのアプローチが心洗われます。

 

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