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窓を考える。(情景を映す)

建築を設計(デザイン)する時の要素として、周辺環境の情景を取り入れる、映す、関係する事も考えています。

特に窓(開口部)を決める時(切り取る時)内から外の見え方、風の通り方、光の入り方、建築の外観等色んな要素を考えねば成りません。

当事務所のホームページにも一部書いていますが只窓を付ければ良い訳ではなく、付ける事に依ってどう見えるかを考えねば成らないのですね。

今日は其の一部、情景(環境)を映すを紹介します。

敷地の前に池があるので、太陽の光が池の水面を反射して室内の天井に光が差し込んで、光が池の波で揺れている情景を映しています。

それと同時に樹々の影も同時に壁面に投影されて外の情景(環境)を室内に取り込んでいる訳です。

室内が自然と一体に成った瞬間では無いでしょうか、生活に彩りが添えられますね。

 

 

 

 

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久し振りに体調不良

先日の授賞式後、お昼を食べ損なったので皆さんと食事をしたのだが、何故か食欲不審????

大飯食らいな私が食欲不審とは??で夜に角田氏と宴会に突入するのだが・・・お酒は飲めない、食べるのも出来ないで何故かそのまま寝込んでしまった・・。

翌日昼の飛行機で這々の体で伊丹から家にタクシーで直行!そのまま寝込んでしまいました・・・。

一応風邪かと疑いましたが体温計は平熱・・咳も無ければ熱も無い。

久し振りの疲労か?解らないまま大事を取って今日の昼過ぎまで大人しく寝ていました。

夕方の今はなんとか普通?までに回復したが今日の予定を全てドタキャン。

本当に申し訳ない!

一体なんだったんだろう??まぁ、体は正直なので大人しくしておけのサインだったのかもしれない。

皆さんも年末の忙しい時お体には十分お気をつけ下さい。

 

 

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授賞式

image熊本で設計した『玉東町のいえ』が『熊本アートポリス推進賞』を頂きました。

先月、二次審査で現地審査が行われましたがその結果頂くことができました。

この賞の素晴らしいところは設計者のみならず、事業主、施工者も共々表彰される事です。

いろんなコンテストの中で三者が表彰されるのはとても珍しいのではないでしょうか。

いつも思う事は、建築は設計者だけで出来るのではありません、事業主、施工者の協力、支援がないと出来ないのです。

三者が平等に表彰される事に凄く嬉しい気持ちで表彰式に臨みました。

有難うございました。

 

 

風景に溶け込む建築

常に建築を考える時の念頭においているのは『環境に調和する』です。

これは中々難しい・・例えば住宅地と工業地帯と混合している地域では混沌とした風景を見せます。

又、緑一杯の農村・林野辺りだと自然環境に取り囲まれています。

こうした場合、混沌とした地域だと周辺の風景は存在しなくなります。

ある意味カオス?何をしても構わないと思われがちです。

しかし、混沌とした地域でも色々と観察、調査してみると何かひもとく鍵は見えて来ます。

又、緑一杯の自然環境のい場合も同じです。

一番難しいのは、所謂人口造成された住宅地域でしょうか。

概ねハウスメーカーさんが建てまくっていますので『規格住宅風景』に成ってしまっています。

まぁ無国籍住宅と言いましょうか、日本何処でも同じ風景に成っていますね。

そんな環境でも何かの手掛かりを探すのです、まぁ大変です。

写真は私達の世代ではスターのごとく建築を造っていました建築家『宮脇 檀』さんの姫路市書写の里・美術工芸館です。

竹やぶと建築が見事に調和した優れた建築と言って良いでしょう。

ゲートから建物の入り口までのアプローチが心洗われます。

 

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1年に1回の勉強会

週末は恒例の1年に一度の勉強会、兵庫県上郡町旭日字『空の上』にある古民家で開かれる。

此の勉強会は色んな方面の講師を招き教養を養うのが目的です。

基本は建築系の方を呼ぶ事が多いのですが、映像作家をはじめ其々のオーソリティーをお招きしています。

此の古民家は姫路市に勤務する文系の人が5年の歳月を掛けてコツコツと改修されたのです。

素人とは思えない素晴らしい空間を造っています。

私達、建築を生業にしている人間としては其の精神をしっかりと毎回学ばされています。

空間は計算されるだけで出来る訳が無くしっかりとしたポリシーの元に出来上がるのだと言う事が解りますね。

 

写真は講師を中心にパワーポイントの解説を聴いた後、熱いフリートーキングをしている所です。

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こんな田舎でやっています、当に『空の上』です

限界集落を越えて生活している家は2軒だけ。

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まちづくり

今朝のテレビで芦屋市の景観条例に関する報道が行なわれていた。

はみ出し看板や看板の大きさ、色等の規制で景観を損なうものには規制を掛けようとする案です。

看板等厳しいと言われている京都では最大の看板の大きさが3m×1mなのだが、芦屋市は其の3分の1の1m×1mです。

確かに看板に関しては景観を損なうものが多くどうにかしなければ成らない事なので、しようとする事に関しては私は賛成のほうに軸があるやも知れません(チョッと曖昧ですが)

当然お店側としては猛反対でしょう!お店をアッピールするには看板は良い武器ですから。

只看板は皆が主張すれば埋没してしまいますので更に声を大きく更に大きな看板へとエスカレートしてしまい結局看板の景観に成ってしまいます。

先月訪れた釜山郊外の街(昌原)では当に看板が建物を占拠していました。
それならもう少し小さくして、景観を損なわない程度で表現する方法を考えねば成らないのは確かでしょう。

そこで芦屋市の条例ですが行っている事は論理的にはそうかも知れませんが『まちづくり』は合意形成が大事なのではないでしょうか。
住民や、商工のひと、行政も一体に成って話し合いの場を設け、少しづつでも良いから地域の人達が理解を深めながら改善しないと軋轢が産まれてしまいそうな気がします。

まちづくりは急には出来ません時間を掛けて行なうべき事だと思います。

 

 

当事務所も看板のたぐいは一切上げていません、緑のカーテンが目印なのですが、設計事務所と認識してもらうまでにはまだまだ掛かりそうです。

 

 

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